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トップ > Webマガジン » 仕事を楽しく » 特集 » 青山有紀さん/黒川伊保子さん/政近準子さんが贈る働く女性たちへの応援メッセージ 【特集:働く女性は美しい part3】
2011-10-17
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青山有紀さん/黒川伊保子さん/政近準子さんが贈る働く女性たちへの応援メッセージ 【特集:働く女性は美しい part3】

女性が輝き続けていくためのお手伝いをしているステキな先輩3人にインタビュー。自分のためにしてほしい、ベーシックな考え方や行動についてレクチャーしてもらいました。
ファッションレスキュー 政近 準子

有限会社ファッションレスキュー 代表取締役社長
日本初のプロパーソナルスタイリスト
ソーシャルスタイリスト

政近 準子さん

洋服メーカーのデザイナーを経てイタリアへ移住。帰国後、日本初の個人向けパーソナルスタイリングの会社・ファッションレスキューを設立。誰でもプロのファッションアドバイスが受けられる環境を作りだし、通算1万人以上のスタイリング実績を持つ。テレビ、雑誌などでも活躍し、初の著書『働く女性のスタイルアップ・レッスン』(日本実業出版社)が10月29日に発売される。パーソナルスタイリスト育成校パーソナルスタイリストジャパン学院長、(社)プロパーソナルスタイリスト協会理事長

女性のビジネスファッション
「TPO」だけで大丈夫?

ファッションは確かに自己表現の手段だけれど、自己主張や自己満足だけの装いは、オトナの女性にふさわしくない。コーディネートを考えるときは、時と場所、そして状況。いわゆる「TPO」を考慮すべき。———とまぁ、ここまでは、すでに多くの社会人にとって常識で、「そんなことなら、わたしだっていつも考えているわ」と感じる人も多いでしょう。
でも、多様化する現代のビジネスシーンは、その3つだけでカバーしきれないと、最近強く感じます。職場の雰囲気や立場を考慮して、地味に目立たないように装っているだけでは、あなた自身の魅力を周囲の人に伝えることができません。それに、キャラクターの違う何人もの人と会うスケジュールの日、仕事帰りにちょっと華やかな集まりに出掛ける日を、無難なビジネススーツのままで乗り切ることは難しいですよね。

数多くのシーンに対応できる
柔軟性の高い「第3の服」とは?

現代の働く女性は忙しい。「男女平等」が、絵に描いたモチではなく、現実のものとなってきているので、自ら多くのクライアントの元に赴く機会もあるでしょうし、リーダー職として後輩のお手本となったり、本業とは別のプロジェクト業務にかかわったりと、さまざまな役割も持っています。プライベートでも、同じ趣味の集まり、社外の勉強会、最近では、フェイスブックやツイッターなどのソーシャルネットワークを介して、たくさんのコミュニティに所属している人も多いでしょう。
そんな、たくさんの顔を持つ女性たちが、かつての「ビジネスファッション」という枠組みの中でファッションを考えることは、すでに不自然になりつつあります。今、オトナの女性に本当に必要なファッションは、仕事に全力で取り組みながらも、「自分らしさ」を周囲の人に伝え、多彩なコミュニティに対応できる柔軟性の高い服。ビジネスという概念にとらわれず、かといって、ラフ過ぎるカジュアルウエアとも異なる「第3の服=ソーシャル・ファッション」なのではないかと思うのです。
ファッションレスキュー 政近 準子

本当におしゃれな人は
ソーシャルの大切さを知っている

ソーシャルであるということは、社会性が高いということ。自分を表現しながらも独りよがりにならず、場の雰囲気や会う人たちに配慮したコーディネートができる人はソーシャルであり、本当の意味でおしゃれな人と言えるでしょう。
このような装いができる人は、自分自身をよく知っています。それは、単に似合うモノを知っているというだけではなく、周囲がどんな期待を自分にしているのか、どんな風に振る舞うことが相手を喜ばせるのかを含め、客観的な自分の姿を分かっているということです。

役割が変わる20代~30代にかけては
ソーシャルを意識し始める絶好機

実は、20代から30代にかけては、このようなソーシャルなセンスを鍛え始める絶好の時期。なぜなら、社会に出てからこれまでに積み重ねてきた経験や信頼、この先、周囲から求められる責任などを体現することが、ファッションの上でも求められるようになってくるからです。
後輩たちからは、最も身近な先輩として「数年後、わたしもあの人のようになりたい」と頼りにされ、上司やクライアントからは、「この人になら安心して仕事を任せられる」と信頼される。その期待には、もちろん仕事そのもので応える必要がありますが、装いを含めたその人全体から醸し出される雰囲気もその姿に近づけていけば、周囲との関係性をよりスムーズに作ることができます。そして、あなた自身の内面も「なりたい自分」、「期待されている自分」により早く近づくことができるのです。
具体的には、できるようになった仕事や、背負うようになった責任分のパーセンテージを、コーディネートにも加えていくこと。「ヌケ感」を意識すると良いと思います。一つ一つのアイテムのお値段をちょっと上げてみるとか、無難に終始していたスーツの色やディテールに、あなたらしさを感じる個性をプラスする。アクセサリーや小物を増やして少しだけ自己主張をしてみる……。
ブランドもので身を固めるにはまだ早い時期ではありますが、爽やかでわきまえが感じられれば良しとされていた新人時代のコーディネートとは、一線を画したプラスαを意識すること。その「プラスαがどんなものであるか」を想像し、工夫することが、あなたのセンスを鍛え、知力を磨きます。そして、その繰り返しが、少しずつソーシャルで魅力的な女性を創り上げていくのです。
ファッションレスキュー 政近 準子

妥協したファッションは
妥協したキャリアを創り出す

ソーシャルなおしゃれを目指すとき、決してやってはいけないのは、「まぁ、こんなものだろう」という意識でアイテムを選ぶこと。「この程度なら、上司に文句を言われないだろう」、「この程度なら、仕事に支障がないだろう」、「この程度なら、着回ししやすいだろう」という妥協がクセになってしまうと、次第に仕事でも「こんなものだろう」という結果しか残せなくなってしまいます。
任される仕事も責任も増え、忙しくなってくる世代ではあります。けれど、多彩な場面での活躍が期待され始めるこの世代は、求められるソーシャル性も高い世代といえるのです。さまざまな場所で「あなた自身」が見られている。そのことを自覚して、ソーシャルなセンスを磨くことも大切な仕事の一つだと気付いてほしいですね。

緊張感を感じること
客観性を磨くこと

おしゃれの答えはファッション誌には書いていません。ファッションの力を借りて、自分自身を表現し、仕事のクオリティを上げ、なりたい自分に近づきたいと思うのであれば、努力を続ける「根性」も必要です。
もし、あなたがどう頑張ってもステキになれないと悩んでいるのなら、敷居が高くていつも素通りしているようなブランドショップ、いつも着ている服とは雰囲気がまったく違うセレクトショップなど、普段は行かないようなお店にまず足を運んでみてください。そして、買う買わないは別として、試着しまくってみる。「似合わない」と思い込んでいたタイプの服にも袖を通してみる。最高級の洋服の質感を自分の肌で感じてみる。そんなチャレンジも、自分自身の発見につながり、感性を磨くことに大いに役立ちます。
自分を客観視できるようになると、センスもソーシャル度もみるみるアップします。そういった意味では、目に付くところに大きな鏡をたくさん置いて、つねに第3者目線で自分の姿をチェックするというのも、ぜひやってみてほしいトレーニングです。

人生の壁を乗り越えるファッションパワー
なりたい「未来の自分」にも近づける

どんなに落ち込んでいても、服がキマると前向きになれる。そんな経験は、女性なら誰しもしたことがあると思います。ファッションは、サプリメントなんかよりもずっと元気をくれるもの。そしてその装いは、ソーシャルであるほど、周囲にもパワーが波及し、あなた自身も、あなたとかかわりのある人も幸せにしてくれるのです。
結婚、出産、キャリアの壁 ———この先、さまざまな転機があなたの人生に訪れることでしょう。けれど、ファッションを味方にすれば、きっとそれらを乗り越えることができます。そして、経験を重ねるたびにファッションも円熟味を増す、そんな魅力的な女性になって、生涯輝き続けてほしいですね。

取材・文/阿部志穂  撮影/高木美佳
  • 『青家』代表 青山 有紀さん
  • 株式会社感性リサーチ 代表取締役 黒川 伊保子さん
  • 有限会社ファッションレスキュー 代表取締役社長 政近 準子さん
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  • [part3]ステキな先輩女性が教える“一歩”を踏み出すコツ。自分らしく「Another Action」してみよう!
  • [part4]働く女子にオススメ♪チャレンジしたい「Another Action」
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